DRINK
ミント・ジュレップ
フレッシュミントの葉を使ったカクテルと言えばラムベースの「モヒート」が人気ですが、バーボンの故郷アメリカ・ケンタッキー州では、この時期行なわれる三大競馬のひとつ「ケンタッキー・ダービー」を観戦しながらこのカクテルを飲むのが慣例です。ラムとはまた違ったミスマッチ感が、双方を際立たせているようで、僕はむしろこちらの方が好きなくらいです。
ミントの産地は様々ですが、GW連休に長野へ行った際には、そこで自生しているミントを持ち帰って作ることも。
グラス表面についた氷片は、冷えて美味しく出来上がった証しです。
キウイのカクテル
BAR ground line 4月の「果物を使ったカクテル」です。
桜も散り始めて、葉桜が見え始めるこの季節。芽吹き始めた緑を思わせるキウイグリーンはいかがでしょう。
キウイの青臭さがどうにもネックだったのですが、フランス産ハーブリキュールの女王「シャルトリューズ・ヴェール」を使ったところ、全体が上手くまとまりました。ベテランと新人の味の競演といったところでしょうか。
そんな新年度にぴったりカクテルです。
グレープフルーツのカクテル
BAR ground line 3月の「果物を使ったカクテル」です。
カクテルの材料としては、最もポピュラーな素材のグレープフルーツを使ったカクテルです。
グレープフルーツを使ったカクテルというと、「ソルティ・ドッグ」がすぐに思い浮かびますが、こちらはジンをベースに使いました。
フレッシュのグレープフルーツの「苦味」に、ジンの微かな「苦味」を合わせようという訳です。なかなか悪くない相性だと思います。
春先に出回るフロリダ産が、やはり味がいいので、あるうちは続けようと思っています。是非お試しください。
どうしても欲しくなるので、一応申し訳程度に塩も付けています。
シャンディ・ガフ
ビールをジンジャーエールで割った、人気のスタンダード・カクテルです。居酒屋さんなどでもよく見かけるようになったので、もうすっかりお馴染みかと思います。
既製品のジンジャーエールを使っていた頃は、正直「何処が美味しいんだろう?」と思っていたのですが、それをやめて、生姜エキス入りシロップで作ってみると、「あ、美味しいカクテルなんだ。」と改めて気付きました。
その後、「モスコー・ミュール」や「ジン・バック」なども同様に作るようになりました。今では既製品のジンジャーエールは仕入れすらしなくなっています。
オリジナルカクテル ground line 09
BAR ground line のオリジナルカクテルは、すべて番号表記になっています。
「ground line 09」は、赤ワインに柑橘ジュースと果実系リキュール、シナモンを加えてシェイクしたカクテルです。さながら「即席サングリア」といったところでしょうか。
「サングリア」は、夏場に「おすすめカクテル」としてやっているのですが、いつも準備している訳ではないので、オフシーズンはこちらで我慢していただいております。その場で混ぜてシェイクするので全体が泡々になり、これはこれでお楽しみ頂けるかと思います。度数も弱めなので、アルコールの苦手な方も是非どうぞ。
オリジナル・エッグ・ノッグ
「エッグ・ノッグ」は、卵、牛乳、砂糖から作られる子供向けの飲み物で、北米などではクリスマスが近づくと、よく飲まれるようになります。
これにお酒を加えると、「ブランデー・エッグ・ノッグ」などの、大人向けカクテルになります。
BAR ground line の「オリジナル・エッグ・ノッグ」は、ベースにブランデーの他、バニラビーンズを漬け込んだ「自家製フレーバーラム」を使用。独特の風味に仕上がっています。
クリスマスが近づくこの季節。寒さも増してきます。栄養補給に是非どうぞ。(ちなみにホットも出来ます。)
「自家製チョコブラウニー」などを作る BAR ground line では卵は常備しているので、人気が出たら定番メニューにしようかと考えています。さて、いかがでしょう。
オリジナルカクテル ground line 05
BAR ground line のオリジナルカクテルは、すべて番号表記になっています。
「ground line 05」は、ジンとアプリコットリキュール、オレンジ果汁に生クリームを使ったショートカクテルです。
杏(アプリコット)の甘みとオレンジの酸味、生クリームの口当たりが一体になった、まさに食後のスイーツのようなカクテルです。
よく「フルーチェみたい。」と言われます。食べた記憶がない僕でも何となく分かるのが不思議です。ある世代にとって、「フルーチェ」って一度は通る道、共通体験なのでしょうか。
オリジナルカクテル ground line 04
BAR ground line のオリジナルカクテルは、すべて番号表記になっています。
「ground line 04」はスペインの酒精強化ワイン、「シェリー」を使ったカクテルです。
開店当初に、「きっとスペインではこんな乱暴な飲み方をしているんだろうな。」という想像で作ったカクテルです。
その後のスペイン・バル・ブームで、よく見かけるようになった、「レプヒート」に近いレシピです。
深夜というよりは、まだ日の長さの残る、夏の終わりの夕暮れ時に飲むのが「雰囲気」のカクテルです。
BAR ground line の大きなガラス扉から差し込む夕焼けを眺めながらどうぞ。
→ 2023.02.27 リニューアルしました。
オリジナルカクテル ground line 03
BAR ground line のオリジナルカクテルは、すべて番号表記になっています。
「ベルモット」というリキュールがあります。ワインベースのハーブ酒のようなお酒で、度数も高くないので、アルコールの苦手な人方でも比較的飲みやすいお酒です。
有名なカクテル「マティーニ」や「マンハッタン」に使われるので、置いていない BAR はまずないと思います。
「ground line 03」は、その「ベルモット」をさらに炭酸で割った、うちの中でも最もアルコール度数を抑えたカクテルです。
「今日は軽くあげたい。」なんて時に、是非どうぞ。