2022-10
DUSKER / KILN
音楽再生って、理想は録音されたその時代の装置で行うのがベストかと思います。例えば 50”s〜60”s の JAZZ なんかだと、やっぱりアナログレコードで聴くのが一番しっくりくる。
残念ながらアナログレコードの選択を取らなかった当店としては、必然的に CD 登場以降のチョイスが多くなります。そんな中でも、CD ならではの音源というのを探すのも、店の使命かと思う今日この頃です。
LP などのジャケットの迫力にはどうしても劣りがちですが、彼らの一連のアートワークスを見ると、音楽の内容も含め、CD 世代でも表現というのは充分可能なんだなと思わされます。
Label : Ghostly International, Plancha(rerelease)
Country : USA
Released : 2007, 2016(rerelease)
洋梨のカクテル
8月の果物を使ったカクテル「梨」が和梨から洋梨へ変わっています。
品種はマリゲットマリーラ〜ラ・フランスへと移っていきます。ベースは引続きジンを使っていますが、和梨とはまた違った、芳醇な香りをお楽しみください。
洋梨って、和梨と違って「熟成」を見極めるのが本当に難しいです。「まだまだかな・・」なんて油断していると、あっという間に使い頃を通り過ぎてしまいます。そんな訳で、この時期は休日も出勤する羽目になるのでした。(別にいつも出ているので構わないのですが。)
スモーキースコット カスクストレングス
10月も後半に入りました。「栗のカクテル」引続き人気です。底に沈めた濃厚シェリー液とオレンジ果汁の酸味が隠し味で、甘さを引き立てています。是非お試しを。
また、煮込み料理に「鶏とブロッコリーのホワイトソース煮込み」が登場。これが出てくると、いよいよ今年も暮れだなという感じです。深まる秋の夜長に温まる一品です。
今月の煮込み料理
・鶏とブロッコリーのホワイトソース煮込み(小麦粉を炒めるところからダッチオーブンを使っています。合わせるならやっぱり白ワインかな。)
今月のセレクト酒
シングルモルトウイスキー
・スモーキースコット カスクストレングス(以前ノーマルのものはやったのですが、それの樽出し。ソーダ割りでもOK。)
果物を使ったカクテル
・洋梨(和梨が終了。今年もまずはマリゲッタマリーラから。)
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
人の住む街
開店した当初(2002年)は、住民なんてほとんどいない街でした。大家さんを含めた、昔から住まわれている方がほんの少し。皆バブルで土地を売って出て行ってしまったそうです。
風向きが変わり始めたのはここ数年。もともと住宅地としてポテンシャルはある(交通の便・治安の良さ、土日の静かさ等々)と、僕は踏んでいたのですが、そこは千代田区。賃料が高くなりすぎて、需要がないと思われていたのでしょうね。が、蓋を開けてみればそんなことはなくて、少々家賃が高くても、それを求める人達はいたようです。最近ではファミリー向けの超高級マンションなども建ち始め、ここを終の住処とする世代も出てきているようです。
リモートワークが定着し、「会社帰りに同僚と一杯」という文化がすっかり影を潜めてしまった昨今。「住んでいる人がいる」というのは、我々飲食店がこれからを生き抜くのに欠かせない要素だと思います。
コルテ・シャーラ プロセッコ ミッレジマート ドライ
朝晩はだいぶ涼しくなってきて、随分と秋っぽくなってきました。窓を開けて寝るのが気持ちのいい季節ですが、思わぬ寝冷えに注意しましょう。
今月のカクテルに「栗のカクテル」が今年も登場。昨年ノンアルコール営業でコクを出すために使ったマスカルポーネクリームを、今年はアルコール入りバージョンでも使います。深まる秋の濃厚スイーツに是非舌鼓を。
今月のカクテル
・栗のカクテル(ブランデーベースに、フランス産マロンリキュール、甘口オロロソシェリーなどを使用。上にトッピングしているのは「自家製チョコブラウニー」を砕いたもの!!)
ボトルスパークリングワイン(イタリア/ヴェネト州)
・コルテ・シャーラ プロセッコ ミッレジマート ドライ(プロセッコ入れ替えました!!「イタリアNo.1生産者」に輝いた名門アレグリーニが手掛ける、ヴィンテージスパークリング。)
果物を使ったカクテル
・梨(「豊水」から「あきづき」に変わって行きます。和梨はそろそろこれで終了かな・・。)
皆様のお越しを心よりお待ちしております。