神保町界隈
病院の街
神保町から御茶ノ水方面へ坂を登って行くと、順天堂大学・東京医科歯科大学・日本大学などの大学病院をはじめ、大小様々な私設病院が立ち並ぶ、いわゆる「病院の街」エリアになります。
この辺りでは、街行く方々の相当な割合が、こうした病院になんらかの形で関係しているのではないのかな、と思ってしまうほどです。もちろん BAR ground line にも、お医者さん、通院されている患者さん、お見舞いの方、その他医療関係のお仕事に携わる方々がお客さんとして訪れます。
どの立場の方も、楽しいことはそう多くはないと思います。こういった方々にこそ、BAR って必要なのではないのかと思うのは、思い上がりでしょうか。
岩波ホール
1974年開業、地下鉄神保町駅直近の映画館です。世界の埋もれた名作映画の発掘上映を行っているミニシアターの元祖的存在で、「神保町の文化人」を気取るなら、外せない名所です。
なに?まだ行ったことがない?それって、勝手に敷居を高くしてませんか??大丈夫。親切な受付のお姉さんが、きっと優しく迎えてくれますよ。
是非一度。
昨年館内を改装、リニューアルオープンされました。場内の換気は10分で全ての空気が入れ替わるようになっているそうです。最近はどの映画館も座席の間隔を設けたりと、新型コロナウイルス対策を施しているところも多いので、映画鑑賞はむしろ今、貴重な娯楽なのかもしれません。
喫茶店の街
チェーン系のカフェにすっかり凌駕されて、「喫茶店」の残る街って都心ではもう少ないのではないでしょうか。そんな中でも神保町は数少ない「喫茶店の街」だと思います。元々、周辺の学生やビジネスマンが本を買った帰りにちょっと立ち寄る所として生まれたものだと思うのですが、最近では昔懐かしさを求めて休日にわざわざ遠方から来る方々も多いようです。
世代を超えて、今、また「喫茶店」が熱いです。
学生の頃、随分と長居をしてご迷惑をおかけしました(汗。今の学生はそんな事するのでしょうか。「喫茶店」って「BAR」のお客さんの予備軍だと思っています。飲み物だけではなく、時間と空間を楽しむ要素は同じですからね。学生諸君。社会へ出たら、ひとつ宜しくどうぞ。
甲子屋酒店
明治36年より続く、神保町の酒屋さんです。ほぼ日本酒の専門店と言っていいかと思います。BAR ground line では日本酒の扱いは無いのですが、プライベートで良く飲むので、家用に買いに行ったりしています。歴史もさることながら、特筆すべきはその「回転(ハケ)」にあるかと思います。常に入荷したての新鮮なお酒を買えるのは、店の規模と品揃えのバランスの良さがなせる妙だと思います。うちの店も見習いたいと、いつも思っています。
うちの店って、日本酒を扱っていないにもかかわらず、なぜか日本酒好きの方が多いんですよね。時には日本酒の話で終始盛り上がることも。他所で日本酒を飲んで、〆のウイスキーを是非当店でどうぞ。
甲子屋酒店 : 東京都千代田区神田神保町2丁目9番地
小島屋
創業60年余りのアメ横にある乾物屋さんです。胡桃やドライフルーツなどを買っています。
変わらぬ品揃え、変わらぬ品質。ネット仕入れが増えて行く中で、ここへはついつい買い出しに行ってしまうのは、いつも変わらぬ店員さんに、妙な安心感を持ちたいからなのかもしれません。
今年に入ってすっかりアメ横も歩きやすくなりました。と言うより元のアメ横に戻った感があって、なんだか懐かしさを覚えます。とくにインバウンド需要をあてにしているお店でもないようで、店員さんもいつも通り淡々とされているところがなんとも言えず好きです。
神田志乃多寿司
淡路町にある、明治35年から続くお寿司屋さんです。
ほぼ「稲荷寿司」と「海苔巻」の専門店といって良いかと思います。
食べやすいサイズに潔い内容。注文をしてから一個づつ作って折り詰めしてくれます。
朝の7時30分から営業しているので、上野などへ行楽にお出かけの際は、立ち寄られると良いかと思います。
箱が嫌な方は「経木にしてください。」と言えばしてもらえるそうです。古くから使われているお客さんから聞きました。確かにその方が風情がありますね。でもなんとなく僕にはまだ「生意気」なような気がして、言えずにおります。
神田志乃多寿司 :http://www.kanda-shinodasushi.co.jp/frame.htm
上野の美術館・博物館
上野といえば東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館をはじめ、上野の森美術館や東京都美術館などが集まる、日本有数の美術館・博物館エリアです。
特に美術などに関心があるわけでもないのですが、やはり文化・芸術に触れた後って、その余韻を壊されたくないので、お店選びって重要だと思います。
ところで「芸術鑑賞」って結構疲れますよね。2時間ほど立ちっ放しというのもあるのですが、やはり芸術家達のパワーに、観る方もエネルギーを使うからだと思います。乾燥しがちな展示会場を抜けると、むしろスポーツの後よりもビールが恋しいくらいです。BAR ground line まで歩くとちょっとありますが、気候の良い日などは是非どうぞ。
東京国立博物館 : 設計 渡辺仁(本館)
錦華公園
BAR ground line が面している通りは「錦華通り」といいます。
そこからすこし外れた所に「錦華公園」という小さな公園があります。公園に隣接する「錦華小学校」が統廃合で「御茶ノ水小学校」と名前が変わり、もはや「錦華」の名を残す箇所は、残り僅かとなりました。その「御茶ノ水小学校」も改修が決まり、「錦華公園」も同時に整備されるようです。
ニューヨークの「Greenacre Park」のような、素敵なポケットパークになるといいなと思います。
ちなみに「錦華小学校」は、夏目漱石さんも通った由緒ある小学校。うちの大家さんを含め、この辺りの地元の方々には「錦華の出」と言えば通じる愛着ある名称のようです。
音楽の街
御茶ノ水駅から駿河台下までの明大通り沿いには、数多くの楽器店が並びます。学生が多かったことから、彼ら彼女ら目当に商売を始めたのがきっかけと言われています。
ところで、僕は楽器が全く出来ません。でもやっぱりね。一度は憧れます。で、買っちゃうんですよね。楽器。僕の場合、社会人になって、最初のボーナスでトランペットを買ってしまいました。もちろんここ駿河台下の楽器店で。狭い下宿でミュートをつけての悪戦苦闘を始めたものの、お部屋で一番高価なインテリアになるのにそう時間はかかりませんでした。でも、今こうしてお店で「しれっと」音楽なんぞをかけていられるのも、「楽器が出来なかったから」だと、都合のいい解釈をしています。
